今日のピックアップNYT記事:Democrats Have ‘a Massive Blind Spot When It Comes to Male Issues’
俺的記事まとめ
2024年の米大統領選では、民主党が多くの層で支持を失ったが、最も顕著だったのは男性有権者の離反だった。白人、黒人、ラテン系など人種を問わず、男性の方が女性よりも大きく民主党支持から離れ、トランプ支持に傾いた。
民主党候補カマラ・ハリスは、女性(特に有色人種の女性)からの支持を維持したが、男性へのアプローチには失敗した。トランプは「君たちのことを理解している」と男性有権者に語りかけた一方、ハリス陣営は明確なメッセージを示せなかった。民主党は「女性の党」として戦い、「男性を支援する」のではなく「男性が問題である」と見えているような印象を与えた。
ある識者は、リベラル若年層(特に女性)において、自己肯定感の低さや抑うつ傾向が顕著に見られると指摘している。トランプ政権下でその傾向は強まり、「未来が希望を持てないものに感じる」「自分には価値がない」といった感覚が広がった。これはメディアの悲観的な報道や、社会構造の問題を強調する言説に影響されているという。
このような「内向きの苦しさ」に敏感なリベラル文化が、結果的に男性を遠ざけている可能性がある。共感や被害性を軸にした言葉が前面に出ることで、特に労働階級の男性にとっては「自分が批判されている」「自分の居場所がない」と感じさせてしまうのだ。実際、キャンセルカルチャーやWOKE的な文化に息苦しさを覚える男性層が、自己肯定と力強さを打ち出すトランプのような存在に惹かれていくという構図が見える。
そのような中、Girls Who Code 創設者のレシュマ・ソージャニは、選挙後の分析で次のように語った。
「女性のチャンスを守りたいなら、男性のチャンスについて語り始めなければならない。民主主義は男性抜きではつくれないのに、今の私たちは彼らを遠ざけてしまっている。」
民主党が女性の票に依存しすぎる一方で、男性に対して居場所を示せていないという構造的な問題が、今回の敗因の根底にあるといえる。これまでジェンダーギャップは民主党に有利とされてきたが、今やそれは民主党を蝕むリスクにもなっている。
俺的コメント
いつものことではありますが、「いいね」が多い順に記事コメを読んでいくと、リベラルの問題点がわかってきます。I am not interested in making men happy (男性を幸せにしてやる気なんてない)とか men did not want to vote for a woman for president. Full stop. (男性は女性の大統領がイヤなだけ)と断定するだけのやつとか。
あるいは、こういう意見:「民主党が女性の党だなんて的外れにも程がある、自分はそう思ったことは一度もない、なぜなら….(反論の嵐)」
だ~か~ら~、そこ反論しても仕方ないじゃない、実際に「女性の党」だと思われて男性離れがあったのは数字に表れてるんだから。熱心にコメしてる人たち、なんでこんなにズレてんの?この記事が指摘する「民主党を蝕むリスク」をどうすれば回避できるか、という問題解決の視点ゼロなコメントが多すぎ。
いいね順のリストをだいぶ下がったところで、やっと記事の趣旨に沿った良いコメきました:「男女がお互いに共に繁栄するというビジョンを持たない限り、どちらも苦しむ社会になる」。あーよかった、と思ったら、コメ主さん男性。「ほらまた“いい男”が調停しに来たよ」みたいに思われる可能性ありだな。
リベラル女性の口からこそ「女だけじゃなく男はんの幸せについても考えよう」という意見が聴きたかったですよ。たぶん、そういうこと言っちゃうリベ女はキャンセルされて保守に取り込まれるのよね😮💨
