3分で読めるNYタイムズ記事まとめ

俺的アンテナに引っかかったニューヨークタイムズの面白記事を、個人的な感想と共に日本語で紹介しています。記事翻訳ではありません!


「勝ったのは自分」ディベート後のトランプ

今日のピックアップNYT記事:Trump Says He Had a Great Debate. His Allies Privately Say Otherwise.

ドナルド・トランプは、カマラ・ハリス副大統領とのテレビ討論会の直後、3対1の戦いだったにも関わらず自分が圧勝した、という趣旨のコメントをした。3対1というのは、テレビ局の司会者2人がハリス寄りだったという皮肉である。トランプの側近は概ね本人の見方に同調しているが、関係者の反応からは、勝利宣言と現実が乖離していることが窺える。

匿名のトランプ関係者よると、トランプは討論会での一大使命を果たせずに終わったという。その使命とは、ハリスが政策面において「バイデンと同じ」であることを国民に印象づけることだった。しかしトランプは何度もハリスの挑発に乗せられ脱線したあげく、「移民がペットの犬猫を食べている」という妄言を披露。4年前にくらべて国民の暮らしは良くなったのか、という現職副大統領にとっては一番答えにくいポイントをトランプが思い出した頃には、時間切れになってしまった。

トランプ派の中には、討論会が不調に終わったのは指導スタッフのせいだと批判する向きもある。失敗すると周りのせいにするのはトランプ本人の得意技でもある。しかし討論会準備セッションを知る関係者によると、ハリスが仕掛けた罠に対するトランプの反応は、指導されたものではないという。ピボット戦略、つまり政策争点で攻撃されたら「そっちこそどうなのだ」と逆にハリスの弱点をつくよう指導されたにも関わらず、トランプは個人的なコメントへの逆上と自己弁護を繰り返した。

墓穴を掘った後は突飛な発言で話題を逸らすか、側近人事の入れ替えをするのがトランプの常套手段だが、今後の選挙戦でどのようなアプローチを取っていくのかは不明である。

俺的コメント

みんな、ディベート見た?トランプの逆上、面白かったねえ。カマラ「トランプの政治集会はつまんないから、みんなすぐ帰っちゃう」トランプ「誰も俺の集会から帰ったりしない!俺の集会は一番デカいんだ!」集会を伏字にすると面白いよ。俺のXXは一番デカいんだ!歴史上一番スゴいんだ!!

見事に罠に落ちたトランプを見てカマラ支持の皆様は拍手喝采でしょうけど、あちゃー御大やらかしたよ…とガックリきたのは討論指導に心血を注いだメディア参謀だけじゃない?ふつうのMAGAの皆さんは「そうだ!俺たちのリーダーのXXは世界で一番デカいんだ!」と胸熱になったでしょう?

カマラさん、 「あんたの政策がよくわからん」っていう浮動票層にハッキリ政見を伝えるよりも、トランプに恥をかかせるほうが大事だったのか、と思うと複雑だ。手玉に取られたことがわからない相手を手玉に取ってやったと喜んでる場合なのか。



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新潟出身、カナダ在住。英語 -> 日本語 クリエイティブコンテンツ周辺のお仕事を請け負っています。

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