3分で読めるNYタイムズ記事まとめ

俺的アンテナに引っかかったニューヨークタイムズの面白記事を、個人的な感想と共に日本語で紹介しています。記事翻訳ではありません!


バイデン大統領「年齢の問題」を放置してきた民主党の言い分

今日のピックアップNYT記事:How Democrats Got Here With Biden

民主党幹部はこれまで、バイデン大統領の年齢を懸念する声を否定してきた。先日のテレビ討論会におけるバイデン大統領の無惨なパフォーマンスを受け、党内ではパニックが広がっている。なぜ、このような事態になったのか。今年の3月に、NYTがある民主党幹部に対して行ったインタビューを振り返ってみよう。

バイデン大統領は、再選を狙うには高齢すぎると民主党内でも懸念されています。それなのに再び出馬する理由は?

トランプ氏と戦って勝利した実績があるのはバイデン氏だけだからです。彼は大統領としても優れた手腕を発揮し、積極的な政策でパンデミック期からの回復に対処してきました。未完の仕事を片付けるためにも、続投が妥当です。

2020年の時点でバイデン氏の年齢を心配する声があり、一期しか務めないという条件をつけるべきという意見もありました。当時は「高齢批判」にどう対応したのですか。

気候変動その他の課題に対するバイデン氏の大胆で前向きな姿勢、2020年の選挙戦で見せたエネルギッシュな姿は、「歳を取り過ぎている」という懸念を払拭しました。2024年も同様の展開になると思います。

大統領選から撤退するようバイデン氏を諌めるべきだという意見もあります。出馬するかどうかは、バイデン氏個人が決定すべきだと思いますか?

究極的には、それは民主党予備選挙の投票者が決めることです。バイデン氏を諌めるべきという人たちは、トランプ氏がいかに手強いかを理解していません。民主党候補なら誰でも勝てるわけではないのです。トランプ氏に勝てるだけのプロフィールとスキルを持つ候補者が必要であり、それがバイデン氏なのです。実際、彼にはトランプ氏に勝った実績があり、もう一度勝てると思います。

トランプ氏に勝てるプロフィールとはどのようなものですか。

バイデン大統領が、裕福な特権階級ではなく、工業地帯の労働者階級出身であるという点です。組合を支持し労働者との親和性があり、トランプ氏に攻撃の隙を与える「エキゾチック」な属性がありません。

ここ2年くらいで、バイデン大統領はかなり老け込みました。年齢は人格の問題ではありませんが、どう対応していきますか。

逆手に取ります。年齢は経験と知恵をもたらします。バイデン氏は、65歳以上にたいへん人気があり、州によっては65歳以上の票がものをいう可能性があります。年齢は問題のひとつにすぎず、バイデン氏にもトランプ氏にも、それぞれに問題があります。すべての問題を総合すると、軍配はバイデン氏に上がると思います。

それでも、年齢リスクは考慮しなければならないですよね。

トランプ氏を破った実績がある候補者がいるのに、実績のない候補者に賭けるほうがリスキーです。トランプ氏に勝った実績、国政での実績というバイデン氏の資質を、今の世論は過小評価しています。

現状維持でいくということですね。投票日までに、バイデン氏の選挙戦で何か変えるべき点はありますか。

とにかく選挙活動を行うことです。大統領が外に出て演説をし、積極的に多くの有権者と関わり、トランプ氏と互角に討論を行う姿を見せれば、年齢にまつわる心配は解消するでしょう。4年前の今ごろも、人々はバイデン氏に対して懐疑的でしたが、蓋を開けてみれば杞憂に終わりました。今回もまずは予備選挙で勝ち、選挙戦が本番になれば、わかっていただけるでしょう。

俺的コメント

問題のディベートですが、俺は見ませんでした。バイデン大統領がボ〇老人ぶり晒しているというリアルタイム情報が耳に入ってくるので、瞑想して現実逃避してました。

今日の記事は、3月の時点のインタビューを掘り返してきたものです。「前回勝ったからまた勝てるはず」という、根拠なき自信発言が何度も繰り返されています。あえてバカっぽく見えるようにNYTが編集したのかもですが、民主党の無策ぶりに唖然とします。こんな無策な党が勝ったら逆にビックリだよ。

残念ながら、負けることでしか盛り返せないでしょう民主党。「プロフィール」云々のくだりを読みまして、あかんと思ったわ。民主党としては、特権階級出身ではない政治家が希少価値すぎて引退させられないということね?正確には「特権階級ではない白人男性の政治家」ですかね。女性だったり有色人種だったり「エキゾチック」な候補者では、トランプ&右翼に攻撃する口実を与えるからダメってことかい。ヒラリー負けたしね、オバマのせいで右翼が元気になったという話もあるしね、わかるけどさ、だからって81歳の老人に頼り続けるってどうなのよ?巨額の学生ローンを抱えてカツカツの生活から叩き上げた、若い白人男性の有望な民主党員はいないんですか?っていうか、プロフィールに「白人男性」が入ってないと勝負できないと告白しちゃったようなもんよね?民主党お得意の多様性が聞いて呆れますわよ。



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新潟出身、カナダ在住。英語 -> 日本語 クリエイティブコンテンツ周辺のお仕事を請け負っています。

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